熱海にて

七夕が近づいて来たが、熱海のMOA美術館で「七夕祭」と題する浮世絵があった。作は奥村政信(江戸時代 享保年間1716~36)とあり記憶に刷り込まれていない絵師である。

絵は中央にお琴を奏でる娘とその上にと牛星と織女星が描かれている。説明には、七夕はと牛星と織女星の天文上の接近に因んだ祭りで同時に稽古事裁縫の上達などを願う年中行事とある。お琴を奏でる娘さんが大きく描かれているので、お琴の上達を願っているのであろう。どんな曲を奏でて願ったのであろうか。

熱海では<湯~遊~バス>を利用した。1日乗り放題(800円)で上手く使うと熱海の名所、旧跡等が無駄に歩かずに周る事が出来、途中の景色もよく、さらにお勧めが車中でボランティアさんの説明である。かつて著明人が好んで移り住んだ所でもあり耳新しい話が聞ける。坂の多い所なので重宝した。ただ一方方向に巡回していてお昼1時間半ほど走らない時間帯があるので要注意である。

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