優れものの豆知識

駅や地下鉄通路にある小冊子をひょいひょいと頂いてきて電車の中で楽しませてもらう。

先日手にした小冊子には<「銀ブラ」のホントの語源は?> 答え<銀座でブラジルコーヒーを飲むこと>だそうである。銀座をぶらぶらそぞろ歩きと思っていた。

補足の文が気に入ったので載せる。 [大正時代、銀座に集まる若者の楽しみの一つだった “銀座の『カフェーパウリスタ』にブラジルコーヒーを飲みに行くこと” が「銀ブラ」の本来の語源だとのこと。とはいえ一般的な “銀座をブラブラ散策する” という使われ方も決して間違いでありません。どちらの意味も銀座という街の文化や歴史、楽しみ方をよく表していると思いませんか。]  思います。

神田明神に行ったときに手にした冊子には、神田川に架かる<聖橋>について [関東大震災の復興橋梁の一つである。聖橋という名は公募による命名で、神田川左岸の湯島聖堂と右岸のニコライ堂という、東洋と西洋の二つの聖堂を結ぶ架け橋であるところから名づけられたという]  なるほど。

違う冊子には、神田の緑と聖橋の関係を解説。 [自然の緑を楽しむなら、御茶ノ水橋から聖橋をみると良い。それは聖橋の色彩が、新緑の緑よりもずっと色味を抑えた色彩であるため、より鮮やかな新緑の緑が印象的に見えるからである。]  緑と聖橋の相性を新緑の頃確かめたいものである。

浅草歌舞伎を観ての帰り吾妻橋に寄り、そこから見た駒形橋のブルーがあまりにも綺麗なので渡りたくなり駒形橋を目指す。本当は墨田川沿いの散策路を歩きたかったが薄暗いのであきらめる。駒形橋の歩道は川の方に小さな半円の出っ張りがありそこに立つと川の流れがよく見える。こちらから見る吾妻橋の鈍い赤い光もなかなか風情がある。ブルーの駒形橋をぐるっと一回りして、厩橋から駒形橋はどう見えるか知りたくなり厩橋を目指す。夜でもあるので目指す途中は全然面白みがない。厩橋に到着。この橋は地味である。上の方に小さなステンドグラスがはめられている。それも控えめに。さて駒形橋はどうか。後ろからの光が反射してか綺麗なブルーが見えない。くすんだ濃いグレーである。何回か経験済みだが橋の良さは見る方角で決まる。時間、季節も関係するであろう。またの機会に違う姿を見せてもらうことにする。

 

 

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