上野・聖林寺の十一面観音像がお出ましに(1)

うれしいです。よくお出ましくださいました。奈良で出会いまして、二回目お目にかかりに行きました。

一回目、桜井駅にある観光案内で聖林寺への行き方を尋ねたのです。小さな手書きの地図が用意されてありまして、帰りには安倍文殊院に寄るようにと黄色のマジックで道を記してくれたのです。こういう出会いがあると今回の旅は善き旅であると確信しました。

その観音様が上野の国立博物館にお出ましになってくれたのです。しばらく出歩かないのでトーハクのフライヤーも目にしなかったのですが、歌舞伎の『日蓮』を観て、何となくトーハクのホームページを開いたら嬉しいショックでした。日蓮さんの波及力静かに広がってました。

聖林寺の十一面観音菩薩立像、360度、間近にお姿を拝見することが出来ました。

大神神社(おおみわじんじゃ)の神宮寺(神社に属する寺)の大御輪寺(だいごりんじ)に秘仏としてまつられていたのですが明治時代の神仏分離で廃仏毀釈となるところを聖林寺へ移されたのです。おそらく聖林寺でも説明があったのでしょうが、聖林寺の十一面観音菩薩立像としか頭になく、今回かつておられた場所と、一緒におられた仏像もしっかりわかりました。

地蔵菩薩立像(法隆寺蔵)、日光菩薩像・月光菩薩像(正歴寺蔵)。 不動明王坐像(玄賓庵蔵)は今回はお見えになりませんでした。

東京国立博物館 – トーハク (tnm.jp)

追記:

追記2: みうらじゅんさんといとうせいこうさんのDVD『新TV見仏記2』で聖林寺と安倍文殊院に行かれてました。聖林寺で座して拝観した十一面観音の感じがでてますので映像から撮りました。ガラス越しからの拝観なのです。博物館ではガラスにすっぽり収まっています。

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