映画『百日紅』『麒麟の翼』から七福神(2)

日本橋側の墨田川テラスの土手の壁には、ドアのようなものがあったり、レンガが壁の跡のように残っていたりする。小学生の壁画や明治座開場之図などもある。前方には新大橋が見える。

 

明治座開場之図

 

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上に木々が見えるので、この辺りが浜町公園であろうかと上にあがるとドンピシャリであった。浜町公園には中央区平和都市宣言の碑があった。

 

中央区平和都市宣言の碑

 

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水天宮が改修中で仮宮が明治座の前にある。映画『麒麟の翼』では七福神の最後が水天宮であったが、最初に参拝することになった。映画『麒麟の翼』と七福神の関係は、殺された青柳さんが、<椙森(すぎのもり)神社>に千羽鶴をお賽銭箱に置いて写真を撮っていたことがわかり、そこから青柳さんは七福神めぐりをしていたのではという疑問点が浮かび上がる。

 

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私は、 水天宮(弁財天)→笠間稲荷神社(寿老神)→末廣神社(毘沙門天)→椙森神社(恵比寿神)→寶田恵比寿神社小網神社(福禄寿)→茶ノ木神社(布袋尊)→松島神社(大国主) とまわった。

映画『麒麟の翼』では、加賀刑事が 寶田恵比寿神社小網神社茶ノ木神社とまわり、松宮刑事が 松島神社末廣神社笠間稲荷神社 とまわり、二人で改修前の水天宮に向かうのである。

七福神であるから日本橋の七福神巡拝地図も七つの神社で、寶田恵比寿神社が入っていなかった。恵比寿様が重なるからであろうか。詳しいことはわからないが、八つでもいいように思うが。日本橋七福神の特徴はすべて神社で構成されていることだそうである。

 

小網神社茶ノ木神社の途中に兜橋をみつける。

 

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鎧橋案内碑には谷崎潤一郎さんが幼年時代に観た鎧橋周辺の記述がある (鎧橋の欄干に顔を押しつけて、水の流れをみつめていると、この橋が動いているように見る・・・・・  私は、渋沢邸のお伽のような建物を、いつも不思議な気持ちで飽かず見入ったものである・・・・・  対岸の小網町には、土蔵の白壁が幾棟となく並んでいる。このあたりは、石版刷りの西洋風景画のように日本離れした空気をただよわせている。) 

 

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無事七福神めぐりも済ませ日本橋へ向かう。

またまた江戸橋を渡り、地下道をくぐって日本橋に向かう。新しい銀行か証券会社の建物に古い建物だった時の出入り口が一箇所だけ残されていたのがアート的で面白い。

 

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日本橋船着き場の船をみると乗船者でいっぱいである。隅田川で途中でみたときは乗船者も少なかったが午後になると人の出も多くなってきたようである。

日本橋の交番では外人の旅行者に「たいめいけんは・・・」と警察官が説明をしていた。外国の旅行者はよく調べて旅をしているように思う。映画『麒麟の翼』でも警察官は最初は外人に何か説明をしていた。

日本橋の<麒麟>も旅行者の写真のモデルとして大忙しであるが、愛想はふりまかず泰然としている。それとも頭上の高速道路が気に入らず不機嫌なのであろうか。

 

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そこから、東京駅の八重洲中央口のシャングリラホテル東京の前にいく。ホテルに用事があるのではなく、そこの前から日本橋エリアに行く無料バスがでているということなので乘ってみたかったのである。10時から20時まで10分間隔で運行している。(メトロリンク日本橋~無料巡回バス~))

外堀通りから永代通りに曲がり停車したところの左に竹久夢二ゆかりの港屋跡地の碑が見えた。バスは左右どちらに座るかによって見えるものが違う。バスで日本橋を渡るのは初めてである。新日本橋駅の近くから中央通りをUターンしてきて、再び日本橋を渡ったところで降りたが、バスは京橋までいって東京駅の八重洲口にもどるのである。

今年はバスを使って移動して見たいとも思っていて、その先駆けとしての実験体験という形となった。地下鉄は時間が確実であるが、途中の景色が楽しめないのが残念でもあるのだ。

さてさて今年は、どんな街や路地と出逢えるであろうか。

 

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