水上バス・浜離宮恩賜庭園~浅草

歌舞伎座観劇の後、ランチをして浜離宮恩賜庭園へ。飲食店を応援しようとのおもいがあるが、友人たちとの食事はやめている。一人で席を独占するのも気が引けるが初めてのお店に入ってみると、検温、消毒あり。広くて四人席にひとりでも気にならない。後から年輩の男性がひとり入店しビールを飲みながら次々とメニューを注文していく。テーブルの料理の写真を写している。お一人様に慣れているのかも。

お店を出ようとすると年輩のご婦人が入ろうかどうしようかと迷っておられる。お店のかたが声をかけられていた。お一人様いいとおもう。人数多い方が儲けがあるかもしれないが、お一人様は滞在時間が短い。

久しぶりの浜離宮恩賜庭園。入口から少し斜め後方をながめると中銀カプセルタワービルがみえる。

黒川紀章さんが設計したカプセル型の集合住宅である。どこかの美術館で紹介されていて面白いと思ったのであるが、街歩きをしていて突然この建物がみえた。ここにあったのかと嬉しくなったが、今回も確かこの辺かなと振り向いたらあった。

庭園の中に水上バス乗り場あったのを思い出しチケット売り場でたずねると、浅草行きが40分後にあり、左手に10分ほど歩くと乗り場とのこと。庭園は紅葉にはまだ早く、お花畑のコスモスを眺めつつ散策して10分前に水上バスの乗り場へ。自動販売機で乗船券を購入。ほどなく水上バスが到着。パンフレットは品切れとのこと。

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水上バスは、浅草に向かうが、日の出桟橋に寄ってから浅草に向かう。途中竹芝桟橋の案内があり、伊豆大島へ行く時利用したので懐かしい。レインボーブリッジがみえる。日の出桟橋で乗車客を乗せUターンして浅草へ。

フジテレビ。パレットタウンの観覧車。左手東京タワーで正面にスカイツリーが見える。築地大橋勝鬨橋。昨年の5月に隅田川水辺テラスを歩いた時、この勝鬨橋から始めたのである。佃大橋。右手が佃島で住吉神社の赤い鳥居が頭を出している。中央大橋。スカイツリーが近くなってくる。永代橋。左手に日本橋川。ここも日本橋から神田川コースで舟での橋めぐりにいきました。隅田川大橋清洲橋。右手に小名木川で見える橋が萬年橋。

左右の隅田水辺テラスの風景が歩いた時を思い出させる。色々な案内板があった。なるほど、ふ~ん、ほうー、などと楽しみつつ歩いたのである。塗り替え作業の橋が幾つかあり被いがしてあったりしたが全て塗り替えが完了されていた。

新大橋両国橋。左手神田川。蔵前橋厩橋(うまやばし)。駒形橋吾妻橋。終点浅草である。

浜離宮から浅草は所要時間60分ですが日の出桟橋で10分ほど停まっていました。残念だったのが船の上のテラスがなかったこと。船尾は開放されていますが、橋を前からみて通り抜けたいので船室に。窓は開放されていて川風が気持ちよかった。パンフレットが無かったので案内放送で橋を確認。

浅草で行きたいところがあったが欲を出さずに帰路に着く。

映画『ある映画監督の生涯』で溝口健二監督が少年時代みていた風景が今戸橋付近で、石浜小学校では川口松太郎さんと一緒だったのである。そして白髭橋の近くにはかつての日活向島撮影所があり今はその案内板がありそうなのである。昨年歩いたときはその情報を忘れていて気にかけなかった。

隅田川水辺テラスは勝鬨橋から千住大橋まで歩いた。

橋は歩いて渡り、渡った方のテラスを歩いたり、場所によってはまた橋を渡りもどって歩くという感じで進んだ。

桜橋の近くでは「長命寺桜もち」で休憩。「正岡子規仮寓の地」の案内板があった。「大学予備門の学生だった子規は、長命寺桜もち「山本や」の2階を3カ月ほど借り、自ら月香楼と名付けて滞在。そこで次の句を詠んでいる。 桜の香を 若葉にこめて かぐわしき 桜の餅 家つとにせよ 」 

こんな具合でなかなか多種多様の惹きつけどころがある散策でした。 

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