ひとこと・ドストエフスキー

30分でわかるドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」』(2009年)のDVDをみる。登場人物関係と流れが本当にわかりやすかった。紹介してくれるのは講談師の一龍齋貞水さん(人間国宝)。その抑揚が抜群。読みたくなる運びの上手さ。この企画を考えた方に拍手。素晴らしい。決心する。『白痴』を読もう。

白痴』の解説部分を読んだら、ドストエフスキーも癲癇の病気をもっていたのである。そして、映画『ナスターシャ』にも出てきたハンス・ホルバインの絵画「死せるキリスト」(模写)が気になった。

ドストエフスキーは本物を観たとき、とても衝撃をうけたらしい。ただその時のドストエフスキーの心の内はわからない。映画にもでてくるが「この絵を見ていたら、信仰を失くしてしまう人だっているだろう。」の詞である。ここから信仰の話しになりますます映画が解らなくなってしまったのである。また観返したがわからない。ただ映画の構成には慣れた。

原作に出てくるとすればもっともっと先でしょう。

当然映画との違いがある。ここでこのことは話されるのか、登場人物の印象も違うなあなどなかなか面白いのです。

年内には終わりそうにない。ゆっくり読むことにする。

追記: 一龍齋貞水さん、見事な語りをありがとうございました。(合掌) 

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