郡上八幡での<郡上おどり> (1)

郡上八幡で<郡上おどり>を踊ることができた。

徹夜で踊り明かすのは8月のお盆の頃で、それまで30数日夜、踊られているのである。その何処かに行けば良いわけであるが、泊る所が問題である。調べているうちにユースホステルが見つかる。ユースホステル。懐かしい。若い頃お世話になった。バスの発着所、〔郡上八幡城下町プラザ〕から4分とある。電話でお聞きすると、個室もあり空いているという。何んという展開か。

郡上八幡へは名古屋からバスか岐阜からバスがあり、岐阜からの方が本数が多い。昨年行っているのでどう行動すれば良いか分かるので動き易い。バスで山に分け入ると懐かしくなる。こんなに早く実現するとは。

〔郡上八幡城下プラザ〕で降り、すぐユ-スホステル郡上洞泉寺へ行き荷物を預かって貰う。4時から入室で10時門限である。初めての踊りであるからそれで充分である。お風呂は近くの銭湯で4時からと言われる。それまた結構。足を伸ばせる銭湯がいい。踊りは8時位からであるから街歩きをして、お風呂に入り休憩がとれる。問題は体調がいまいちなのでその辺をセーブしつつ踊りに臨むことにする。

ぷらぷら歩いて行くと吉田川から別れる小駄良川にぶつかり銭湯もわかる。川に沿って赤い清水橋を渡ると宗祇水に出た。昨年はここに来るのに時間的ロスがあったが今回は位置関係がわかった。先ずは〔城下町プラザ〕を中心にどう回るかを考える。一番行きたいのが慈恩禅寺でそこの庭・荎草園が観たいのである。城下町セット券があったので購入。

先ずは、再度ここまで足を運ばせてくれた郡上八幡博覧館へ。行くとすぐ郡上おどりの説明が始まるところで、解説の女性スタッフが二人とも昨年と同じ人であった。今回は踊りが始まっていることもあり手だけの<かわさき>の動きを皆に指導してくれる。「足は見えないから適当に動かしていればそのうち踊れます。」「輪の中心のお囃子さんが皆さんの疲れ具合を見て動きの少ない踊りを入れつつリードしてくれます。」「そして時には掛け声でお囃子さんを励ましたりしてくださ」「上手に踊ろうとしなくていいです。隣の人と手がぶつかっても構いません。御免なさいの一言でお互い様。」「『猫の子』という曲がありますが、繭を悪戯するネズミの番をしている猫で大人しい猫です。猫の仕種も大人しいです。隣の猫が目立とうとすると、こちらの猫が怒ります。勝手な余計な仕種は加えないで踊りそのものを楽しんでください。」

今回は実践編の解説であった。

 

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