アニメ映像『ワンピース』『NARUTO』

  • アニメ映像の『ワンピース』<チョッパー登場 冬島編>と『NARUTO(ナルト)』<巻ノ1~巻ノ12)とを観る。『ワンピース』ではト二―トニー・チョッパーの辛かった過去が知らされる。あの可愛いいチョッパーからは想像できなかった。涙、涙である。愛らしくて可笑しいのは、ものかげに隠れる時、頭隠して尻隠さずのドジちゃんでもある。サンジには食材として見られるし、ルフィには仲間、仲間、仲間として猛アタックされるしで、やっと船に乗ることになる。

 

  • 青いお鼻のトナカイさんのチョッパーを受け入れてくれたのが、ヒルクル。全ての医術の教えてくれたくれは。素敵な人たちであった。そしてボン・クレーが登場した。「マネマネの実」を食べていたのである。これから一波乱あって、ルフィとボン・クレーとのつながりが解き明かされるのであろう。芝居では、サンジは恰好をつけたキザな人に思えたが、料理人だから手が一番大切で闘いは足なのである。納得!。ウソップのキャラもわかってきた。

 

  • NARUTO』は、ナルトサスケサクラが忍者アカデミーを卒業し、下人としての任務には励むが、(はく)少年との遭遇が印象的で、実写・芝居なら神木隆之介さんで決まりとおもった。まだナルトとサスケの過去がはっきりしないので、白が先にその短い人生を披露し存在感を示す。ナルトとサスケの前哨戦のようで効果的な配置である。

 

  • そして中忍試験で大蛇丸が早くも登場。あの長い舌。歌舞伎の大蛇丸のほうが格好良かったなあ。あのメガネのカブトが新作歌舞伎では大蛇丸側についていて冷静で気になる存在であったが、どうやらこれから何かが起こるらしい。アニメ映像を観つつ、三代目火影イルカ先生カカシ先生などが芝居の役者さんと重なって思い出す。ナルトとサスケはまだ子どもなので、特にナルトのその稚気さを出す度合いが難しかっただろうなと思えたが、脚本が上手い展開だったので、そのことにとらわれることなく物語の中に運んでいってくれた。歌舞伎には出てこなかったが三代目火影の孫・木ノ葉丸もどうなるのか興味あるところである。

 

  • このアニメを観て終われば全く違う他の事を考え、またアニメの世界にもどるということで、頭の切り替えの必要性を感じてその辺も面白い経験であった。それも、気分に任せて『ワンピース』『NARUTO』とごちゃごちゃに観たのである。さらに舞台のスーパー歌舞伎『ワンピース』と新作歌舞伎『NARUTO』が頭の中できちんと別物として存在していているのでそちらとも上手く切り替えられた。役者さんたちも二つの芝居で重なって出演しているのに、区別できたのは、しっかりその役を作り上げて別人物となっていたからであろう。

 

  • ただこの先を観る時は、ここまでは『ワンピース』を観終ってから『NARUTO』というふうに観る予定であるが、レンタルDVDの棚の前で溜息が出てしまう。数の多さに。さてどうなることであろうか。途中で挫折しそうであるが、スーパー歌舞伎と新作歌舞伎に登場した人物たちは観ておきたい。

 

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