テゴマスの「猫中毒」と郡上おどり

突然、テゴマスの「猫中毒」のCDと猫ダンスの講習DVDが手元に。

仲間が話してる手に猫の着ぐるみの写真のCDジャケットが。 「何そ~れ?」「テゴマスの猫中毒です」「???」ジャニーズのユニットグループテゴマスが出した振りありの新曲で仲間の友人の50代のオバサマがはじめて増田君を見て芸能人に興味なかった方が突然アイドルとやらに目覚め貸してくれたのだそうである。「是非観て下さい。彼女も喜ぶと思います。」 そう言われると断る理由も無いのでお借りする。

なるほどこういうことか。賛否両論あるらしい。あそこまでしなくても。徹していて面白い。悪ふざけではなくきちんとやっているので面白いと思う。振付の説明のほうが二人の緩やかな信頼関係が垣間見え楽しかったが。次の時には「テゴマスのうた」のCDも貸してくれた。若い人の歌は歌詞が長くみんな同じに聞こえてしまう。一曲だけ気に入った。歌詞も素晴らしく短い津軽三味線の上妻宏光さん作曲の「四季彩」である。上妻さんの津軽三味線が効いている。仲間に伝えたら、どんな曲か全然通じなかった。

猫からふっと思った。東京での郡上おどりは今年はいつであろうかと。終わっている!!6月29・30日だったらしい。7月と思い込んでいた。折角練習したのに。

去年郡上八幡に行き郡上踊りを見せてくれる所がありこの踊りと出会った。郡上踊りの中には<猫の子>という猫のしぐさのある踊りもあるのである。踊る方も上手で気に入ってしまった。そこで郡上おどりのレッスンDVDを購入。去年の夏初めて東京でも郡上おどりが踊られるのを知り観にゆく。そして来年は参加しようと思い立つ。そこで4月に日本舞踊をやっていた友人のところにDVDを送り、先に見てもらい、その後押しかけて習ったのである。いつもの突然の申し込みに呆れられたが、十曲何とかついていけるであろうというところに漕ぎ付けた。友人も次第に乗ってきて、「歌詞を聴いてると可笑しいのよね。これはここが難しいのよ」とDVDを見つつ動いてくれるので私は彼女の後ろ姿とDVDを見つつ従い「いいでしょう。この踊りは400年の歴史があるのだから。」と後押しする。今年は友人と二人だけの楽しい郡上おどりで終わりとなってしまった。また来年先に友人の所で再度復習をして本番に臨むことにしよう。でもやはり、本場で踊りたいものである。

 

 

鬼怒川温泉と日光杉並木

友人が東武鉄道の安い切符がチケットショップにあるが必要なら購入するという。切符があれば出かけるであろうからと数人分お願いする。結果的に行きたいところが別々で皆単独行動となった。それぞれ日光の鳴虫山、龍王峡、奥日光と意見も分かれ日にちも合わない。私は鬼怒川温泉に行ったことがないので、旅行ガイドを見て鬼怒川温泉の五橋めぐりを決める。時間があればロープウェイで丸山山頂駅までと考える。

鬼怒川温泉駅に着く。想像していたよりもホテルが沢山ある。観光情報センターで尋ねると橋めぐりは「七福邪鬼めぐり」となっていて、橋に鬼の可愛らしい像があって、それを全部まわると邪気払いとなるらしい。案内の方が親切で地図に赤いマジックで行き方と番号を記してくれる。鬼怒川温泉駅から鬼怒川公園駅まで一駅歩くことになる。公園駅の近くに日帰り温泉の鬼怒川公園岩風呂がある。ロープウェイは少しもどる形となり今回はパスである。

もう一つ行きたいのは今市にある日光街道の杉並木である。以前友人たちと日光へ行ったとき簡単に却下されてしまった。「杉見てどうするの。」どうするのと言われてもなあ。その時は充実した旅で、二日目には、もう一つの提案場所滝尾神社に行け、友人たちも満足したのでそれはそれでよかったが今回は誰に遠慮もいらない。案内係りの方はすぐ地図を出してくれ、上今市駅のすぐ近くが杉並木公園になっていてそちらが良いという。東武線は下今市駅東武日光線東武鬼怒川線に別れ浅草からだとほとんどがこの下今市駅で車両が離されて日光と鬼怒川方面に別れるのである。上今市駅となると、鬼怒川公園駅から下今市駅まで行き日光線に乗り換え上今市駅にいかなくてはならない。安い切符の時は安さを貫くのが変な楽しみで普通列車で特急など使わないから時間をうまく使わなくてはならない。

七福邪鬼めぐり」の鬼のそばにスタンプ台も置いてありスタンプラリーにもなっている。先ずは駅前の足湯のところに①鬼怒太像が。それから教えてもらった地図どおりにぷらぷらと橋と川を眺めつつ②鬼怒楯岩大吊橋・「楯鬼」③立岩橋・「立鬼」④ふれあい橋・「定印鬼」⑤くろがね橋・「遊心鬼」⑥滝見橋・「思惟鬼」⑦鬼怒岩橋・「半跏鬼」まで1時間半から2時間。汗を流すには丁度よい場所に温泉がある。

温泉でさっぱりして、携帯で電車の時間を検索すると、15分後に浅草行きがある。バックの中のワッフルと自動販売機の牛乳で急場を凌ぎ鬼怒川公園駅から下今市駅へ。3分後には日光線が出る。それに乗り換え上今市駅に到着。杉並公園を過ぎると日光街道杉並木である。長い。こんなに距離があるとは思わなかった。誰だ。「杉見てどうするの。」とのたまったのは。江戸時代の人々がここを歩いたんですよ。

日光東照宮をめざす、江戸からの日光街道、中山道からの例幣使街道、東北地方からの会津西街道が合流する重要な地点が今市である。

次の電車の時間があるので往復40分ほど歩く。江戸の旅人になった気分で、もっと暗かったであろう、あの先から追いはぎが出てきたかもなどと想像する。でもこのあたりは旅人の通行は激しかったであろう。杉の木に名前のプレートがついている。オーナー制度があるようだ。この道は残していって欲しい。北千住まで食事はお預けとなった。

帰りの電車の中で貰った観光案内を見ると昭和村の「からむし織の里」が出ている。以前から行きたかった所である。会津田島からバスが出ている。これは調べてみる必要がある。