ひとこと・映画『ビリーブ  未来への大逆転』

話題になっている、アメリカ連邦最高裁判所判事の指名。映画『ビリーブ  未来への大逆転』のルース・ベイダー・ギンズバーグ判事が亡くなられたので、その後任選びなのである。映画を観て、素晴らしい女性がいるものだとおもったが現実問題としてこんな展開になるとは。

映画の中で興味ひかれたのは、母と娘のやりとりである。娘は『アラバマ物語』の話をする。学校の授業で取り上げられたのかもしれない。娘はフィンチ弁護士を正義の人とする。母はフィンチ弁護士は殺人を隠したとして弁護士の倫理に反するとする。

映画『アラバマ物語』ではフィンチ弁護士が黒人の弁護に立つ。それを不満に思う男性がフィンチの娘を襲うのである。それを助けた隣人が襲った男性を殺してしまう。保安官は事故として扱うのである。そのことを追求しなかったフィンチ弁護士に母は倫理には反するといったのであろう。映画のラストでみていたほうもよかったとおもったが、そう言われればそうともと考えられる。娘は母の論理性に反発するが、最後は母の生き方を応援するのである。

故ルース・ベイダー・ギンズバーグ判事とは大きく違う考え方の方が最高判事候補なのである。

日本では日本学術会議の新会員が6名任命されなかった。これは論理的説明がほしいものである。

https://gaga.ne.jp/believe/

追記: 日本学術会議会員の任命拒否については、総合的、俯瞰的に検討したらしいのですが、その結果こう判断したという説明がないので全然わからない。皆さん分かったのでしょうか。総合的、俯瞰的だけで終わりとなれば何でも通過しそうで怖いです。それでなくてもこれまでしっかり説明してくれていないことが多いのですから。こんな怖い時代が来るとはなんということか。

追記2: 日本学術会議の一般公開イベントの中に聴いてみたいテーマもあります。日本学術会議のホームページのぞいてみてはいかがでしょうか。

追記3: コロナで国民が疲弊しているときに疑問に何も答えず問題をすりかえ、おどしにおどしをかけて支配しようとする。悪政支配者の一番好む手口しかおもいつかないようである。