旧東海道歩き 『箱根の峠越え』 

<箱根の山は天下の嶮>である。箱根の山を、どう越えるかが、当面の問題であった。リーダーが先に、<小田原>から<畑宿>まで歩いて様子を探ってくれ、それから相談し合った。 <小田原宿>→<箱根宿>→<三島宿>は、4分割必要である。

<小田原>→<畑宿>→<箱根宿>→<行けるところまで>→<三島宿>の分割である。<畑宿>→<箱根宿>→<行けるところまで>で、箱根峠を越すかたちである。

リーダーの歩いた感じから、<畑宿>→<箱根宿>までは、下るかたちをとることとする。<箱根宿>→<畑宿・行けるところまだ>のもどるコースは、箱根登山鉄道を使い箱根湯本へ行き、バスに乗り換えて終点の元箱根港で降り、そこから、下るのである。予定としては<畑宿>までとし、余裕があれば、畑宿から少し下ったところに須雲川への散策路があるようなのでそこを歩き、バス道路に出てバスに乘る計画に決まる。石畳の道もあるので、天候の良い時とする。。その為、2回流れて3回目で実行できた。前日の夜に降った雨のため、やはり石が濡れて滑り、雨予報の日は避けるは必須条件であった。この行程は予定通り<畑宿>まで到達できた。

その帰りにリーダーが、暑さを考えると、旧東海道歩きは今月中で秋まで休憩とし、2日後に<元箱根港>から<歩けるところまで>を1人で行ってみるという。私も、できるなら早めに箱根峠を超えたいので、帰ってバス停を検討し同道するかどうか決めることとした。調べると、旧東海道からバス道路へ交差する地点があり、そのバス停で無理な時はリタイアし、リーダーは自分のペースで進む条件で同道することとする。

今度は、小田原から、元箱根港までバスに乗り、<元箱根港>から<箱根峠>へ登り<三島>へ下るコースである。リーダーも歩きつつ、山中新田あたりまで行ければバスに乘るという。そのあとバス道路に出るには距離がある。その辺りが妥当と決める。出たところに山中バス停が近く、そこからバスに乗ったが、その一つ先に、山中城跡バス停があった。このバス停まで歩いても良かったのである。今度はここまでバスで来て、山中城跡まで少しもどり城跡を確かめてから進もうということとなる。バスで三島まで行ったが、結構長かった。旧東海道は、のちに出来た自動道の新東海道より直線に進み、短縮されているので大丈夫と思うが。。

<小田原>→<箱根>→<三島>が、合計で、31.2キロであるから、4分割で7.8キロである。7~8キロが少し休み、写真を撮ったり、案内板の説明を読んだりすりには丁度適当な距離である。リーダーの4分割計画は適格であった。

元箱根港まで、二つのルートの道を使ったので、芦ノ湖までの旧東海道を少し加えた箱根観光ルートも考えだせた。箱根は二回くらい来ているが、職場の忘年会的、泊って飲んでのコースと、車でお任せコースだったので、どこがどうなのか記憶されていないのである。これでやっと、箱根の行きたいコースを組み立てることができる。

時間の関係が判らないので、<箱根の関所跡>も無料で通過しただけである。今度は、美術館などもいれつつ、見学コースを考えることにする。

<箱根の山は天下の嶮>の峠越えができたので、一安心である。リーダーは、まだ越えられない仲間が健脚なので、<畑宿>から<箱根宿>を登るコースを考えているようだ。程度を考えて計画してくれるので助かる。そして、1日フリー切符も見つけてくれた。さらに、そのほかの方法は無いか、検討してくれる仲間たちなのである。ただし、自分の体力と財力は自分管理が基本で、集合場所まで集まる道筋はお金をかけようとかけまいと自由である。安く行くためには時間もかかるのである。参加も、不参加も自由。そこが、この仲間の良いところである。

この二つの東海道歩きの旅も時間があれば、記録として書いておきたい。<品川>→<川崎>、<三島>←<沼津>も書きたいのだが、時間が足りない。いつの日か。